稲葉るか(莉々はるか)とは?経歴・再デビュー・現在の活動を完全解説
Emma Payne
Updated on July 21, 2026
稲葉るか——この名前を聞いてピンとくる人は、日本のアダルトエンターテインメント業界をある程度知っている人だろう。2019年のデビューから休業、引退宣言、そして「莉々はるか」という新たな名前での再デビューまで、彼女のキャリアはまるで起伏の激しい山脈のように、何度もその形を変えてきた。短期間でこれだけ話題を集めた女優は、そう多くない。
稲葉るかとは何者か——まずは基本プロフィールを整理する
稲葉るか(本名・芸名:稲場るか)は、2019年3月にE-BODY専属女優としてAVデビューを果たした。当時の所属事務所はC-moreエンターテイメントだった。デビュー当初から独自の雰囲気を持つ女優として注目を集め、ファンの間で急速に知名度を広げていった。
「稲葉るか」と「稲場るか」は読み方が同じで、表記揺れによって両方の漢字が検索されることが多い。どちらも同一人物を指しており、後に「莉々はるか」へと改名している。ネット上での検索需要が高く、現在も多くのファンが彼女の経歴や現在の活動状況を調べている。
デビューから初期活動——E-BODY専属時代の軌跡
2019年5月13日をもってメーカー専属を離れ、企画単体女優へと移行した。デビューからわずか2ヶ月でこの転換を果たしたことは、業界内でも一定の話題を呼んだ。専属からフリーへの移行は、活動の幅を広げる戦略的な選択であり、その後の彼女の多彩なキャリアにつながる出発点となった。
2020年3月には、所属事務所をオールプロへ移籍している。事務所の変更は、単なる環境の移動にとどまらず、女優としての方向性を改めて模索するプロセスでもあったと見られる。
業界内での評価と受賞歴——着実に積み上げたポジション
稲場るかとして活動していた時期、彼女は複数の権威ある媒体から高い評価を受けた。「月刊FANZA」2020年4月号で発表された「このAV女優がすごい!2020冬」では女優総合部門2位を獲得。同年12月に行われた「FLASH 2020年現役最強セクシー女優BEST100」読者投票では総合第31位にランクインしている。
2021年2月のゲオTV「バレンタインチョコを貰いたいAV女優!アンケート」では第7位を獲得。同年7月10日には、自身初の冠イベントとして自らキュレーターを務めたお笑いライブ「ばーるか寄席」を東京・阿佐ヶ谷ロフトAで開催した。セクシー女優がお笑いイベントのキュレーターを務めるという異色の取り組みは、業界内外から注目された。
同年9月には、FANZA/HHHグループ「トリプルHAPPYキャンペーン2021」のキャンペーンガール(全15人のうちの1人)に就任している。こうした起用は、彼女のブランド価値が業界内で着実に高まっていたことの証左だ。
休業・引退宣言——揺れ動いた心境と率直な告白
2022年1月7日、同年2月からの無期限休養を発表。復帰を前提としており、早ければ4月に復帰予定としていた。しかし、その後の展開は予告通りにはならなかった。
2022年10月3日、noteを更新し、復帰を目指していたが「稲場るか」としての活動を終了することを報告した。一度は引退を決意したわけだが、その後の経緯はさらに複雑だ。
引退に至った経緯について、彼女は後の復帰インタビューで赤裸々に語っている。2022年の無期限休業発表は心変わりしやすい自身の性格を鑑みた保険として発表したものであり、当時の気持ちとしては既に「戻ることはないな」と考えており、そのままなんとなくフェイドアウトするつもりだったと明かしている。ある意味で、引退という言葉を正面から使うのではなく、自然消滅を選んだ形だった。
引退後は具体的にやりたいことも無かったため、ランチタイムの焼肉屋で週3回アルバイトをしていたという。また復帰インタビュー内で、バイト先の店長から軽いセクハラを受けていたことを明かし、「私にとってはセクハラの範疇ではなかったんですけど(笑)」と語った。この飾らない言葉が、逆にファンの間で親近感を呼んだ。
「莉々はるか」として再デビュー——新章の幕開け
2023年4月24日、Twitterを更新し、TwitterとInstagramの再開を告知。同年6月1日、AV新法の兼ね合いもあり、復帰を悩んでいることをツイートし話題となった。ファンは固唾を呑んでその動向を見守った。
そして彼女は、「稲場るか」という名前を捨て、「莉々はるか」として再び表舞台へと戻ってきた。再デビュー後の活動は目覚ましく、ジーオーティー「月刊FANZA」2024年10月号発表「このAV女優がすごい!2024夏」では第1位(松本いちかと同率1位)を獲得している。引退前よりも高い評価を得たことは、ファンにとっても業界関係者にとっても驚きだった。
実際、業界関係者からの評価も高い。AVライターの東風克智は復帰後の活躍を「(休業が)ブランクにならず、むしろ以前よりも感度が上がってエロさがアップ」「誰もが納得する完全復活です」と評した。休業期間が、結果としてプラスに働いたという見方だ。
再デビュー後のランキング席巻——莉々はるかとしての快進撃
莉々はるかとしての作品は、FANZAの各種ランキングで次々と上位に食い込んでいる。2025年8月4日週のFANZA通販フロアランキングでは、イメージビデオがランクインを記録。また8月26日には改名後では2度目となる自身がキュレーターを務めるお笑いライブ「はーるか寄席」を東京・阿佐ヶ谷ロフトAにて開催した。
2025年9月2日には、美園和花と共にFANZA「秋のシコシコ強化月間2025」のキャンペーンガールに就任している。再デビュー後もキャンペーン起用が続いていることは、彼女のブランド力が依然として高いことを示している。
また、国際的な活動にも積極的だ。2025年2月8日・9日には台湾で開催された「TOP女神台北感謝祭」に招かれ参加している。日本国内にとどまらず、海外ファンとの交流も広がっている点は、彼女の知名度が国境を越えていることを物語る。
お笑いライブのキュレーターとしての顔——多才な一面
稲葉るか(莉々はるか)の特徴のひとつは、AV女優という枠にとどまらない活動の幅広さにある。デビュー前から個性的なユーモアセンスで知られており、自身がキュレーターを務めるお笑いライブ「ばーるか寄席」「はーるか寄席」を定期的に開催していることは、業界内で異彩を放っている。東京・阿佐ヶ谷ロフトAという老舗のライブスペースを舞台に選んでいる点も、ただのイベントではなく、本格的な文化的企画として向き合っていることが伝わる。
お笑い好きという一面は、ファンとの距離感を縮めるひとつの武器でもある。SNSでの発信も率直で飾り気がなく、引退期間中のアルバイト話や復帰に悩んだ経緯を素直に語る姿勢が、彼女への共感と支持を根強いものにしている。
稲葉るか(莉々はるか)が注目され続ける理由
稲葉るかという名前がいまもなお検索され続ける背景には、単純なファン層の厚さだけではない何かがある。引退から復帰という劇的なストーリー、業界の法規制(AV新法)という社会的文脈との向き合い方、そして再デビュー後に前を上回る評価を得たという事実——これらが組み合わさって、一種の人間ドラマとして多くの人の関心を引きつけている。
再デビュー後に使用している「莉々はるか」という名前は、過去と決別しながらも連続性を持たせた巧みなブランディングとも言える。旧来のファンを引き留めつつ、新たな層も取り込む。そのバランスは、意識的かどうかにかかわらず、結果として成功している。
よくある質問——稲葉るかについて知りたいこと
Q. 稲葉るかと稲場るかは同じ人物ですか?
A. はい、同一人物です。「稲葉」と「稲場」は読み方が同じ「いなば」で、検索結果では両方の表記が混在しています。現在は「莉々はるか」名義で活動しています。
Q. 莉々はるかはいつ再デビューしましたか?
A. 「稲場るか」としての活動終了を2022年10月に発表した後、2023年にSNSを再開し、その後「莉々はるか」として再デビューしました。
Q. 現在(2025〜2026年)も活動していますか?
A. はい。2025年以降も複数の作品をリリースし、台湾でのイベント参加やキャンペーンガール就任など、精力的に活動を続けています。
まとめ——稲葉るかが刻んだキャリアの軌跡
稲葉るか(莉々はるか)は、日本のアダルトエンターテインメント業界において、デビューから現在に至るまで一筋縄ではいかない歩みを続けてきた。専属デビューから単体へ、休業から引退宣言、そして新名義での再デビューと業界賞レースでのトップ獲得——その変遷は、一人の女優の人間的な成長とも重なる。
お笑いライブのキュレーターという異色の顔、SNSでの飾らない言葉、そして海外イベントへの参加。彼女の活動は、セクシー女優という枠を超えた多面的な個性を体現している。稲葉るかという名前がいまも検索され続ける理由は、そのストーリーの複雑さと、人としての誠実さにあるのかもしれない。